営業種目
１．薬液注入工法
立坑の底盤及び背面の止水、土留め欠損部の防護、トンネル掘削時の止水・先受け。あらゆるケースで、すぐれた効果を発揮するのが大きな特長です。ボーリングマシンなどで設置した管を通して、固まる時間を数秒から数時間までの幅広いパターンで調整できる材料を注入。土粒子の間隔を埋めて地盤を固めることによって強度や遮水性を高められるうえ、二重管ストレーナ工法、ダブルパッカー工法と多彩な方法があります。
２．高圧噴射撹拌杭工法
工事現場での機動性にすぐれ、確実な固結体の造成を実現。ボーリングマシンなどで地中を削孔し、ロッド先端の噴射装置から硬化剤を高圧ポンプで噴射し、地盤を切削しながら所定の速度で混合・撹拌するというシステムです。地中の構造物を避けながらの改良や、狭くて作業しにくい場所の改良に最適。単管、二重管、三重管工法があります。
３．土質調査工事
住宅、橋、トンネル、上下水道。これらのような構造物を建設する際、予定地の土壌の状態を把握するために、あらゆる項目のチェックをします。地盤の強度や傾斜をはじめさまざまなデータを収集することができ、建設する構造物の設計が進められ施工が可能になるのも、この調査をしっかりと行っているからこそ。内容は、ボーリング調査、標準貫入試験、傾斜計観測、スウェーデン式サウンディング調査、平板載荷試験、孔内水平載荷試験、各種室内試験など各種あり、結果は詳細な地盤資料として作成します。
４．エアーミルク充填工事・エアーモルタル充填工事
軟弱地盤上の沈下低減、地すべり地山での荷重軽減、構造物への土圧低減…。あらゆる用途に適していることから、エアーミルクとエアーモルタルは「新材料」として有用性が高く評価されています。
エアーミルク充填工事： 軽量で流動性にすぐれ、作業のしやすさが特長。先端部手前で気泡投入することにより、長距離圧送でも材料分離がなく、安定した品質のエアーミルクを効率的に施工できます。
エアーモルタル充填工事： 強度や重量を自由設計できるのが特長。材料計量供給装置でセメント、砂、水、気泡をスクリューミキサーに連続投入・混練することにより、エアーモルタルを効率的に施工できます。
５．排水工法（ウェルポイント工法・ディ－プウェル工法）
ウェルポイント工法： ウェルポイントをパイプ先端に取り付け、ジェット水を噴射しながら土中に打ち込んで小さな井戸カーテンをつくります。これを集中管に連結してポンプで吸引することで、地下水位の低下を実現。さらに、土のせん断強度の増加、圧密有効圧の増加といった特長もあり、安全性や経済性にすぐれた工法です。
ディープウェル工法： 本体掘削溝内または掘削溝外にディープウェルを設置し、ウェル内に流入する地下水を水中ポンプで排水することにより、周辺地盤の地下水位の低下を実現。地盤の透水性が大きい場合、所要低下水位が深い場合などに有効な工法です。